終末から 19744月 6 筑摩書房

 
目次-1節約広告の頁 木村恒久/大久保隆史/小野雄一-2

特別企画 さよならを日本に-そろそろ別の生き方を-

笑う透明人間-国家からの自立を求めて 対談 井上ひさし・鶴見俊輔-3
人間が、いかにして人間をとり戻すか-自決権を回復するための具体的な一提案 江口 幹/パニックMEMO(『黙っていられるか この日本』・風前の灯-4
楽園へかえる-この地獄の日本を脱け出して原始生活を 水木しげる-5
頼みは食糧危機だけだね-日本は貧しき農業国の道を 野坂昭如/パニックMEMO(ある感覚・すてきなおみやげ・よみがえる洗剤・春闘の見通しについて・日本拡大祈願/日本への三行半(ああ、わが内なる日本 色川大占)-6
立て、日本のランソのヘイよ!-豊前火力反対闘争の七人衆 松下竜一-7
「子どもを抹殺します!」-福祉“ソチ”へ体当りする保母と少年たち 篠山 豊/日本への三行半(学歴帝国 山崎朋子/日本、このできすぎた国 青島幸男)-8
獅子身中の虫は誰か-巨大企業三菱造船15,000の中の38人 鎌田 慧-9
虫けらが毒虫になるまで-権力をめざさず、権力をなくす原則 前田俊彦/日本への三行半(天皇の家畜に 松井不朽)-10
我等 無数の手の群-空手で人民総武装を 田中省吾-11
日本を見抜いた日系三世たち-シスコに進出した日本企業を迎えうつ開発反対闘争 森ただし/日本への三行半(切なきあなたさまへ 森崎和江)-12
アメリカの遠い太鼓-合衆国に生れる黒人の独立国 編集部/黒人はなぜアメリカ合州国から独立するか<独立を志す日本人へのアビール> 新アフリカ共和国国連担当相 クワブラ・ウンタワブ/新アフリカ共和国独立宣言/抑圧された人民の闘いは国境を越える!シンガポール=クウェート斗争勝利万才! 世界革命戦線情報センター-13
あぶれ者の自立-国家を超える人間の模索 高 史明-14
日本への三行半(はみ出し者の旅立ち 宮松宏至)/極秘資料 対馬イタイイタイ病鉱毒始末記-東邦亜鉛による公害現場消去の手口 企業内からの告発文書-15
虚虚実実実話櫻画報<火災編>新聞紙をめぐらない物不足の話 赤瀬川原平 資本主義共和国-16
厩で一服厠で二服(六)新聞紙をめぐらない物不足の話 赤瀬川原平/日本への三行半(ニッポン取り囲み党をつくろう 大門一樹・沖縄の海辺にて 内田良平)-17
特別匿名座談会 われら砂上楼閣の民-怖るべき都市文明のもろさを衝く! 司会 星野芳朗 匿名科学技術者五氏/日本への三行半(「労使一丸」は恐ろしい 横山好夫・さらば文部省 江ロ幹)-18
仮面の目=金仮面/大懺悔=能吉利人/住所不逞悪妻日記 山本美智代/集沫辞解=呉 智英-19
くらしを奪い返せ!大運動を<一つの呼びかけ> 小田実/セックスサウンドを聴こう 絶望的医学相談室③ 小野博通-20
重症児・その生を受けとめる 加藤次郎/個人的終末 阿部昭-21
読切連載■今様上方落語 6 草ひき 猛妻から逃れ、動物たちと営む愛の巣 田辺聖子 絵・水木しげる-22
(単行本=『おせいさんの落語』筑摩書房 1974 年のち角川文庫、ちくま文庫)
架空インタビュー 5 嵐が来れば 高麗の将軍金万慶。日本をテッテイ的に批判 小松左京 絵・秋 竜山-23
(単行本=『おしゃべりな訪問者 架空インタビュー』(筑摩書房1975
長編連載 6 蒼白者の行進 仮面の女は誰か。無気味に展開する仮面劇 中井英夫 絵・建石修志-24
(単行本=『蒼白者の行進』1976年筑摩書房/中井英夫全集4(創元ライブラリ)『蒼白者の行進』)
八方鬼門 第二回 おとしばなし三種 南の島に奇妙な未帰還兵が!? オムニバス落語 野坂昭如 絵・井上洋介-25
長編連載 5章 吉里吉里人 一個(えっこ)のピンポン玉っこが 広えアジアば繋ぐのす 戦車を爆破し三自衛官は吉里吉里国へ走った 井上ひさし 絵・佐々木アキ-26
(単行本=井上ひさし『吉里吉里人』1981 年(新潮社)、文庫版上中下巻とも、1985年。)
■顔■「どうも」■「編集後記」■表紙・目次イラスト 味戸ケイコ ■本交イラスト 赤瀬川原平 後藤一之 佐々木マキ 篠原勝之 高橋矩彦 千葉督太郎 戸井十月 前田常作 南伸宏 岩本久則■写真 福島菊次郎-27
広告頁28